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胡麻は、種皮の色によって、「金胡麻」「黒胡麻」「白胡麻」に分けられますが、栄養的にはほとんど差がありません。 黒胡麻は、皮の部分にタンニン系ポリフェノール色素を多く含んでいるため重宝されています。また、胡麻は、カルシウム、マグネシューム・鉄・リン・亜鉛など ミネラルが豊富で成人病予防に良いといわれています。食物繊維・ビタミンA・B・B2も豊富に含み、胡麻の代表であるセサミンは肝臓機能に良いと学会で発表されています。
驚異のゴマパワー ゴマに含まれるゴマリグナンには、テレビで「活性酸素を撃退するパワーがある」と放送されたことから、数年前から人気が急上昇しています。 さらにゴマリグナンの抗酸化作用が1999年の医学会総会記念日本体力医学会シンポジウムで発表され、若返り(アンチエイジング)にも効果があることがわかってきました。 健康にいいといわれるごまの栄養パワーの源は、実はごま特有の成分ゴマリグナンにあります。ごまの抗酸化成分「ゴマリグナン」に最も多く含まれる物質がセサミンです。
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ゴマリグナンの働きは、体内で優れた抗酸化作用を発揮し肝機能を改善する効果、コレステロールの上昇を抑える、血圧低下効果、二日酔い防止、抗アレルギー、脂質代謝促進など多くの効果・効用が研究によって明らかになっています。また、ゴマリグナンは美肌や代謝の活性化にもよいといわれています。
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水溶性の抗酸化物質であるビタミンC、カテキン、アントシアニンは血液中の活性酸素を撃退しますが、 肝臓までは到達できません。それは、水溶性であるため脂溶性の細胞膜を通過することができないためです。それに対し、ゴマリグナンは血液中では力を発揮せず、肝臓に到達してはじめて抗酸化作用を発揮するので、肝機能の改善にはゴマリグナンが最適なのです。
つまり、肝臓に力を発揮するのはゴマリグナンだけといえます。 胡麻が、昔から不老長寿をかなえる神秘的な食品とあがめられてきたのには、ちゃんと科学的な裏付けがあったのです。 |
期待できるゴマの健康効果
1・美肌や代謝の活性化効果
肌の水分・油分・弾力を取り戻し、美肌になる効果もあります。 肝機能が向上し、肌の細胞の代謝を促進するためです。
2・ダイエット(体脂肪の減少)効果
ゴマに含まれるセサミンがペルオキシソームを活性化し、脂質の代謝を高めることがわかってきました。 またゴマにはビタミンB1の吸収を高めるミネラルも豊富に含まれます。
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ゴマリグナンには肝臓で脂肪の分解を促進し、脂肪を燃焼しやすくする働きもあり、 体の細胞にあるペルオキシソームという「脂肪を分解する働きをする物質」の代謝を高めるのだというのです。
3・コレステロール除去
ゴマのビタミンEは血液だけでなく、血管壁にたまったコレステロールをキレイに除去してくれるので、 心臓の血液を送り出す負担を和らげるのです。
4・老化防止・若返り(アンチエイジング) 老化の原因である活性酸素のうち7割は、エネルギー生産工場である「肝臓」で発生します。 体内には元々活性酸素を撃退する酵素がありますが、年齢とともに減少してしまうので肝機能が低下して、 体内に老廃物が溜まり、肌あれや肥満などの老化などを引き起こすと言われています。 胡麻には、良質なアミノ酸、ビタミンE、ゴマリグナンとアントシアニンなどの抗酸化物質が 豊富に含まれています。ゴマリグナンは血液中では力を発揮せず、肝臓に到達してはじめて抗酸化作用を発揮します。肝機能の改善にはゴマリグナンが最適といわれる所以です。
5・脳梗塞の予防 夏は冷房による急激な温度変化の影響で血管の収縮・拡張が起こるため、血圧が乱高下しやすく、実は 脳梗塞が起こりやすい時期といわれます。 ゴマに含まれる成分ゴマリグナンは、脳血栓の形成抑制効果があるといわれ、脳梗塞予防に期待が出来そうです。
6・生活習慣病予防 食品に含まれる脂肪には2種類あって、1つは肉や乳製品の多い飽和脂肪酸。これがコレステロールの元凶。もう1つは「まぐろの目玉」で有名になったDHA、リノレン酸などの名前でもお馴染みの不飽和脂肪酸。
こちらはいわゆる善玉で、やっかいなコレステロールを溶かし、体外へ押出してくれます。 胡麻には、100g中52gもの脂肪があります。この脂肪分には、リノール酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸が多く含まれています。たっぷりの胡麻でコレステロールを押し出し、生活習慣病予防も期待できそうです。
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もうひとつ注目したいのはマグネシウムで、100g中に370mgも含まれています。 マグネシウムは、「ミネラルバランスのミネラル」とよばれ、これが不足すると、たとえビタミンB1
やカルシウムをたっぷりとっていても、うまく利用されなくなります。 マグネシウムはビタミンB1やカルシウムをスムーズにからだが利用するための媒体のような役割。 これなくしてはビタミンB1、カルシウムもその力を発揮できません。 その点、マグネシウムの多い胡麻なら、効率よく栄養素を役だてることができるでしょう。
ゴマは、殻が固く消化・吸収されにくいので、 「すりゴマにして食べる」か「練り胡麻をいただく」(1日の摂取量目安10〜15g)とより効果的です。 毎日少しずつでも「よく使うソースに入れたり」、「素材を絡めたり」して食べる習慣をつけたいものです。 摂取方法も簡単、「すりごま」や「ねりごま(ペースト)」を使えば簡単に取り入れられます。 はちみつとすりゴマを混ぜてパンにつけて食べるとおいしいです。 たなか油屋では、「はらふと」というパン食にオススメの練りごまペーストもご用意しております。 |

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■【胡麻の主要栄養成分】(100グラム中)■
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熱量(カロリー)578Kcal :1日の摂取量目安10〜15g(大さじ1〜2杯)
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タンパク質 |
19.8g |
ビタミンB6 |
0.6mg |
カルシウム |
1200mg |
脂質 |
51.9g |
葉酸 |
93μg |
鉄 |
9.6mg |
炭水化物 |
18.4g |
ビタミンB12 |
0μg |
銅 |
1.66mg |
βカロテン |
17μg |
ビタミンC |
微量 |
マグネシウム |
370mg |
レチノール |
0μg |
ビタミンD |
0μg |
マンガン |
2.24mg |
ビタミンB1 |
0.95mg |
ビタミンE |
2.4mg |
リン |
540mg |
ビタミンB2 |
0.25mg |
ビタミンK |
7μg |
食物繊維 |
10.8g
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ナイアシン |
5.1mg |
亜鉛 |
5.5mg |
コレステロール |
0mg |
パントテン酸 |
0.56mg |
カリウム |
400mg |
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ごまは、良質の脂質・たんぱく質・食物繊維をはじめ、高ビタミン・高ミネラル、現代人に必須のカルシウム(牛乳の11倍
)や鉄分を豊富に含む優れた食物です。 カルシウム不足の日本人に、また美容と健康に気をつけたい女性の方に、理想的な健康食材です。
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このようにまさに健康食材の代表ともいえるゴマなのですが、主成分が脂肪であるためカロリーは100gあたり578カロリーと高カロリーです。また、1日経つと、ゴマリグナンは体外に排出される事も分っています。 体に長期間蓄積することなく排出されるので、毎日定期的に摂取することが重要です。 健康のためとはいえ、毎日少しづつ、食べすぎには注意しましょう。
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